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令和3年度福島きのこの会 南相馬市博物館ミニ観察会報告
(令和3年10月)

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令和3年(2021年)年10月03日(日)に南相馬市博物館主催できのこ観察会が開催されました(今回も福島きのこの会共催のミニ観察会です)

 南相馬市博物館主催のきのこ観察会が3年ぶりに開催されました。定員20名いっぱいの参加申し込みがありました。福島きのこの会会員は講師・ガイド役として5名が参加しました。観察会参加者で親子連れは二組でお子さんは男女2人でしたが、男の子は図鑑などでよく勉強されているようでいろいろと知識を持っているようでした。女の子は熱心にきのこを探して見つけてくれて大いに助かりました。
毎回思うことですが、参加されたお子さんたちは、自らきのこに触るなど積極的でした。ガイド役の会員が触って見せるので、子どもたちも警戒心無く触れるのではと思いました。
 
10月に入っての観察会だったことや今年の他の場所での観察会でも観察種数が少なかったことから、南相馬市博物館の観察種数は32種と少なかったのですが、参加者の皆さんは十分に楽しまれたようです。
観察されたきのこは普段よく見られる種でしたが、予想外のツキヨタケやゴンゲンタケなど普段あまり出会わないきのこも観察されました。また、この観察場所にはカエンタケが発生しており、その場所では皆さん興味津々で、写真撮影をされていました。観察会ととしては大いに盛り上がった観察会と感じました。

 現地採取後は観察台に皆さんが採取されたきのこを並べ、ベテラン会員の解説に耳を傾けられていました。

今回も参加者のガイド役も兼ねたので採集風景などの写真撮影が疎かになってしまいました。そのため紹介写真が極端に少ないです。
   
1.事前に30分ほどのきのこの解説をしています 2.参加者の皆さんが熱心にメモを取ったりスマホ撮影をされていました 3.博物館周辺できのこ探しの開始です。目が慣れてくると次々ときのこを見つけてくれました
4.歩きやすい丘陵地なので、皆さん緊張感もなくきのこ探しを楽しめたようです 5.参加の女の子がやや急斜面できのこ観察中です。子どもが転倒しないように後ろから支えています 6.きのこを採取されたのでポーズをとってもらいました
 
7.園内の遊歩道はよく整備されていて歩きやすく、とても環境の良いところでした 8.大きな切り株の根元付近にカエンタケが発生していました。皆さんがスマホで撮影中です
     
 以下の画像は今回採集されたきのこの一部です
   
ウスタケ(T氏撮影) カエンタケ(成菌)(T氏撮影) カエンタケ(幼菌)(T氏撮影)
ゴンゲンタケ チチタケ属(トビチャチチタケ類似種?) ツキヨタケ(温暖な丘陵地のコナラ?から発生)
切断すると柄の基部に黒いしみがあります。このきのこはその特徴がはっきりと出ています
以下のきのこは南相馬市博物館の観察会で見られたのですが写真を撮りませんでした。
どのようなきのこなのか分かるように、他の地域で撮影されたきのこを参考までに掲載します
アカカバイロタケ サクラシメジ ウラベニガサ