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令和6年度 福島きのこの会の観察会及び総会報告
(令和6年9月)

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令和6年(2024年)年09月14日(土)−15日(日)に「福島きのこの会の観察会及び総会」が行われました。今年はきのこ採取は「梁川希望の森公園」で行い、きのこの鑑定は場所を移動し、福島県伊達市霊山町の「りょうぜんこどもの村で開催されました。
 ここ数年は新型コロナの影響で総会・観察会は中止または日帰り観察会・総会が開催されてきました。昨年は4年ぶりに一泊二日の観察会・総会が行われ、今年は2年連続の観察会・総会となりました。今後も連続して続いていくことを願っています。
コロナ前の総会・観察会は1日目に総会を行い、2日目に観察会と鑑定が行われていましたが、昨年に引き続き今年も、1日目に観察会と鑑定が行われ、懇親会を兼ねた夕食後にきのこ研修を行い、2日目は朝食後に総会を行い午前中に解散しました。

 今年の参加者は観察会のみの参加者を含め18名が参加しました。(観察会のみの参加者は4名でした)
 1日目のきのこの採集日は開始早々から霧雨が降り出し間もなく小雨模様となる天候でしたが、皆さん雨には負けずきのこを採取していました。雨という悪条件の中採集は46種になりました。
 
 採取後は移動して「りょうぜんこどもの村」の休憩所施設をお借りし会員それぞれで昼食を済ませ、その後、「遊びの学びのミュージアム」に移り鑑定会が行われました。
 この日は「りょうぜんこどもの村」主催(講師は福島きのこの会会員のK氏)のきのこの観察会も行われ、施設内の同じワークスペース内で鑑定会が行われました。そのため、ワークショップ内には福島きのこの会参加者とりょうぜんこどもの村主催の観察会参加の親子が集まり、にぎやかで盛り上がりのある鑑定会になりました。

 きのこの採取種数は  種と少ない上に特段に稀なきのこも採取されなかったのは残念ではありますが、鑑定会は上記に記載のとおり、「遊びの学びのミュージアム」のワークショップで行われ、多くの親子連れが参加されていたので、私たちの観察台のきのこを見て、驚きの声を上げたり、お子さんたちが手に取って記念撮影をされていました。おかげさまで鑑定会は例年には無い大盛り上がりとなりました。
 
鑑定終了後は夕食までの間に入浴や歓談で時間を過ごし、夕食後には会員のSN氏による「家庭でできる冷凍乾燥標本の作製とレジンへの封入方法」と題したスライド勉強会が行われました。その際、乾燥したきのこのレジン封入したサンプルをいくつも持参・公開されました。会員一同その出来栄えに感嘆の声をあげていました。とても有益かつ楽しい時間となりました。研修会講師をしていただいたSN氏に深く感謝を申し上げます。

 2日目は朝食後に総会を開き議案すべてが承認されたあとに解散となりました。今年も午前中の解散なので参加者皆さんの負担がかなり軽減されたのではと思っています。

余談ですが、採取会当日の懇親会は賑やかに終了し、その後に会員宿泊部屋の一室で二次会が行われ、ほとんどアルコール類を飲まない状態で、23時過ぎまできのこ談議で盛り上がり楽しいひと時を過ごすことができました。

なお、当日は当会webサイト担当の私もきのこ探しに夢中になり、写真枚数は極めて少ないです。

以下の画像は観察会の光景の一部です
1.多くのきのこが採取され観察台に並べられました。
施設内にいた子供たちは、興味津々でしたが初めは遠慮がちに見ていました
2.ベテラン会員たちが同定を開始しました。
3.この子は遠慮がちに持っていますが嬉しそうな顔で笑ってくれました。
実はお願いして持ってもらいました。
4.こちらの子たちは「持ってみて」ってお願いしたら、ポーズをとってくれました。嬉しいですね。
5.観察台のきのこに触ってもいいと分かると、親子で撮影したり、子どもが興味を持って触りだしました。いつもながら思うことですが、大人が触って見せると子供たちは安心するようです 6.奥の観察台は「りょうぜんこどもの村」主催の観察台です。
福島きのこの会会員の採取量に比べると流石に寂しい感じは否めませんね。
7.きのこの同定も終了し最後の写真撮影です。 8.きのこ採取日の夜の懇親会の様子です。例年は静かに飲んで過ごすのですが、今年は少し賑やかさがありました。
この後に、きのこの乾燥標本作りとレジン封入の解説が行われました。


以下の画像は今回採集されたきのこの一部です
コイヌノエフデ クロニガイグチ マンネンタケ(マゴジャクシの可能性あり)
シロオニタケ シロテングタケ タマゴタケ(これを見た会員は和菓子、スィーツなどの意見あり)
タマゴタケの卵部分を切断中です 切断されたタマゴタケです。傘の赤い表皮が分かります 会員のSN氏が並べてくれました
会員外の多くの皆さんから感嘆の声が上がり撮影していました