コゲイロハツRussula adusta
■ベニタケ科 ベニタケ属
肉眼的形態(2014.01.22記述)
発生地;
広葉樹林下腐植土上‥針葉樹林下
傘 ;
5-10cm 中央窪む饅頭形−中央窪む扁平→浅皿形 幼時縁部強く内巻き 平滑 粘性無し ‥汚白色→+灰褐色→+黒褐色 +触れると黒ずむ
柄 ;
傘表面より淡色 +上下同径-下方やや太まる 中実-+随状
ヒ ダ;
汚白色−淡帯黄白色 直生-やや垂生‥離生 密 傷つくと赤褐色変→暗褐色変+幅2-4o 「原色日本新菌類図鑑」では,僅かに赤変→灰色に変色。「北陸のきのこ図鑑」では暗赤褐色→暗褐色→黒褐色
肉 ;
白色 断面はひだと同様
胞子紋;
よく似た類似種クロハツモドキがある。クロハツモドキは傷つけると「赤褐色変→黒色変」となる。黒色にならない。
類似種のクロハツはひだが疎で幅が広い。ニセクロハツは傷つけても黒変せず,ゆっくりと赤褐色になるだけ。
さらによく似た類似種にコゲイロハツがあり,傷つけても黒変せず,「原色日本新菌類図鑑」によると,はじめ僅かに赤変→灰色に変色
「北陸のきのこ図鑑」によると暗赤褐色→暗褐色→黒褐色と記載されている。
両図鑑の変色性の違いは種の同定においてかなり大きい違いと思われる。
■2013年07月02日 撮影地 安達太良山
■2013年07月02日 撮影地 安達太良山
■2013年07月02日 撮影地 安達太良山
■2013年07月02日 撮影地 安達太良山
■2013年07月02日 撮影地 安達太良山 (時間がたっても暗褐色で黒変しない)
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