クリイロニガイグチTylopilus castanoides
■イグチ科 ニガイグチ属
肉眼的形態(2021.03.02記述)
発生地;
+アカマツ・コナラ林地上-…シデ林地上
傘 ;
3-8cm +半球形→…饅頭形→…平開 +乾性 +栗褐色…赤褐色 +微毛状 縁部は最初内側に巻く …ときに微細な亀裂生じる …老成でときにやや青紫色帯びる
柄 ;
10cm前後×10mm前後(5-11cm×7-17mm) …上下同形-+逆こん棒形 +先端尖る +中実 +傘と同色-…淡色 +乾性
+表面と同色の微細笑鱗片におおわれる +下部は微毛状 +条線あり +網目を欠く 基部は類白色の密綿毛状菌糸帯に被われる
管 孔;
…直生-+上生-+柄の周囲で陥入 孔厚さ8mm前後(4-15mm) …白色…→+帯紅白色…淡赤褐色 +孔口も同色 +類円形…類角形 2-3個/mm 傷つけても変色しない
肉 ;
傘肉は+やや厚い +白色 …不変色または空気に触れると淡赤色変する 味は…苦い…苦味はない
胞子紋;
淡赤褐色 胞子は類紡錘形 表面平滑
手持ち図鑑では「新版 北陸のきのこ図鑑 池田良幸著」にしか詳細な記述がない。ネット検索し「八重山諸島のきのこ」のクリイロニガイグチ(http://www7a.biglobe.ne.jp/~har-takah/page053.html)を参考にした。この2者の記述で大きく違う記述は
肉の味で「新版北陸のきのこ図鑑では苦味がある」「八重山諸島のキノコでは苦味がない」と記述されている。
2020年(令和2年)09月28日撮影の子実体は味を確認していない。
クリイロニガイグチはフモトニガイグチとよく似ているようであるが、いくつか不明な点もあり同定には注意が必要に思われる。
■2020年(令和2年)09月28日 撮影地 浜通り
■2020年(令和2年)09月28日 撮影地 浜通り
■2020年(令和2年)09月28日 撮影地 浜通り
■2020年(令和2年)09月28日 撮影地 浜通り
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