マンネンタケGanoderma sichuanense
■ タマチョレイタケ科マンネンタケ属
肉眼的形態(2020.04.19記述)
発生地;
+広葉樹根際‐切り株
子実体;
子実体は一年生
傘 ;
径5‐20p 厚さ1-3cm 腎臓形‐+しばしば円形 +顕著な環紋あり ‥ときに+放射状の細かいしわを表す +生育初期は卵黄白色‐橙黄色→黄褐色→橙褐色-赤褐色→くり褐色-暗褐色-黒褐色
+全面にニス様光沢あり ‥完熟時は管孔から放出された胞子の堆積でココア色となり光沢は見えない
柄 ;
5-15p×0.5-2p +直立性 +側生-+中心性 暗赤褐色-+黒褐色-+ほとんど黒色
肉 ;
+コルク質 ‥上下2層からなり上方はほぼ白色 ‥下層は淡いにっけい色
子実層;
+管孔 +類白色‥鮮黄色→+淡茶褐色‥濃いにっけい色 +孔口は細かく円形 1oに4-5個
胞子紋;
ココア色 胞子は卵形
類似種にマゴジャクシがある。傘の色が黒褐色のものはマゴジャクシとも言われているが、赤褐色タイプやマンネンタケに似た色合いのもあるとのこと。
肉眼的形態から区別するのは難しいと思われる。マゴジャクシは針葉樹(マツ、モミ類)の宿主から発生し、マンネンタケの宿主は広葉樹とのこと。したがって、採取時にそばの樹木が針葉樹か広葉樹であるかを、確認することがとても重要と考えている。