ニガクリタケHypholoma fasciculare
■モエギタケ科 クリタケ属
肉眼的形態(2013.12.15記述。2015.02.03加筆修正及び追記。)
発生地;
+切り株,倒木,埋もれ木などから発生
傘 ;
1.5-5cm 半球形→饅頭形→ほぼ平 ときに中央鈍く尖る-やや盛り上がる +平滑−やや繊維状 +多少吸水性
+縁には初め被膜の名残がクモの巣状に付着→のち消失 +淡黄色-+鮮黄色-硫黄色 -+中央濃色 老成し周辺黒ずむ→さらに老成すると黒化する?
柄 ;
2-12cmx2-7mm +上位に内被膜痕跡付着 +条線あり +繊維状 +絹状光沢あり +傘と同色‥ときに下方に向かって橙褐色 +中空
ヒ ダ ;
+硫黄色‥→帯オリーブ緑色→+暗紫褐色 ‥直生-+湾生-+上生 +密 幅2-3mm
肉 ;
淡黄色‥黄色 強い苦みあり 薄い 弱い臭気あり ときに傷口赤変するものあり
胞子紋; 紫褐色
以前からニガクリタケは数種類あるのではと,疑問に思っていた。
「北陸のきのこ図鑑」によると,「顕微鏡的特徴の異なるもの,無味なものなど数種ある。」とのこと。また,「原色日本新菌類図鑑」によると,
「日本産標本には子実体の大きさや色,発生する樹種(針葉樹あるいは広葉樹)などの点でかなり異なったものが認められるが,ここでは、これらを含めて本種として取り扱った。
この点についてはさらに検討が必要と思われる。」と記述されている
また,「無味無臭のニガクリタケモドキやアシボソクリタケがあり,秋に針葉樹や竹の落枝葉や倒木に発生する。ニガクリタケモドキは苦味がない,束生しない。」とのこと。
下記画像には,上記種類が混在している可能性ある。
■2020年(令和2年)04月25日 撮影地 矢大臣山
■2020年(令和2年)04月25日 撮影地 矢大臣山
■2019年(令和元年)11月01日 撮影地 浜通り
■2019年(令和元年)10月30日 撮影地 中通り
■2019年(令和元年)10月30日 撮影地 中通り
■2017年(平成29年)09月22日 撮影地 五十人山
■2015年(平成27年)11月24日 撮影地 花塚山
■2015年(平成27年)11月24日 撮影地 花塚山
■2015年(平成27年)11月24日 撮影地 花塚山
■2015年(平成27年)11月24日 撮影地 花塚山
■2015年(平成27年)11月24日 撮影地 花塚山
■2014年12月03日 撮影地 白河市
■2014年12月03日 撮影地 白河市
■2014年10月09日 撮影地 牡丹園
■2014年10月09日 撮影地 牡丹園
■2013年9月25日 撮影地 牡丹園
■2013年9月25日 撮影地 牡丹園
■2013年9月25日 撮影地 牡丹園
■2011年10月20日 撮影地 宇津峰山
■2011年10月20日 撮影地 宇津峰山
■2011年10月20日 撮影地 宇津峰山
■2011年10月20日 撮影地 宇津峰山
■2010年10月23日 撮影地 半田山
■2010年10月23日 撮影地 半田山
■2010年10月23日 撮影地 半田山
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