タヌキノチャブクロLycoperdon pyriforme
■ハラタケ科ホコリタケ属 ホコリタケ属
肉眼的形態(2021.02.07記述)
発生地;
広葉樹の立ち木上-倒木上
子実体;
高さ4cm前後 倒梨形-倒卵形
頭部 ;
外皮は刺状にならず糠状-粉状まれにいぼ状 剥離しやすい 淡灰褐色→褐色 しばしば亀甲状にひび割れる
グレバ;
白色→帯オリーブ褐色 成熟すると暗褐色の粉状胞子塊となる
柄 ;
逆三角形(無性基部)-ほとんど無柄
タヌキノチャブクロの類似種は数種類あるらしい。「北海道のキノコ 五十嵐恒夫著」には、材上生のキノコとしてアバタチャブクロタケが記載されている。
特徴は成熟すると組織が徐々に剥がれ落ち内皮を露出するとのこと。また、原色日本新菌類図鑑によると、内皮が明瞭な網目模様とのこと。
2020年(令和元年)12月11日撮影地八溝山と2012年(平成24年)10月277日撮影地羽鳥湖の子実体はアバタチャブクロタケとする可能性あり